pythonを動かすのは、最初はJupyter Notebookをおすすめします。
コードと処理結果がすぐ分かることと、Google ColaboratoryのようにすぐにJupyter Notebookを動かす環境があるためです。
本記事はこんな方におすすめです。
jupyter notebookの使い方について知りたい
本記事の内容
- 画面紹介
- コードを入力して実行
- notebookの停止方法
- Markdownの使い方
- コードの補完方法
- .pyファイルのimport
- .pyファイルの実行
- ライブラリのインストール
python入門 基礎まとめも参考にしてください。
目次
Jupyter Labでのnotebookの使い方
Jupyter Labを使うには、インストールが必要です。
下記リンクを参照してインストールをしましょう。
-
参考【python 入門】AnacondaインストールからJupyterLab使うまで
続きを見る
Anacondaのインストールから、Jupyter Labのインストールまでを紹介しています。
画面紹介
インストールが完了したら、起動されたウェブ画面が表示されていますね。
ここから開始します。
画面は、よく使うものだけ説明していきます。
メニュー | サブメニュー | 機能 |
メニュー | File | ファイルの新規作成など |
Edit | 操作のやり直しなど | |
Run | コードの実行 | |
Kernel | notebookのリセット、実行 | |
サイドパネルメニュー | ファイルブラウザ | notebookやテキストファイルなどのブラウザ |
ランニングターミナル/カーネル | 実行中のnotebookなど管理 | |
サイドパネル | ファイルブラウザなどの表示 | |
メインパネル | notebookなどの配置場所 |
使い方は順次で紹介するので、なんとなく役割だけみておいてください。
コードを入力して実行
コードを動かすところまでをしていきます。
初学者の方はここはみておいてください。
ファイルの新規作成
まず、メニューかメインパネルのところから、ファイルを新規作成します。
notebookがメインパネルに配置されます。
コードを入力
セルと呼ばれる箇所に、コードを入力しましょう。
print('Hello world')
1つだけ実行
まず、1つのセルを実行します。
Shift+Enter、メニューのRun>Run Selected Cells、セルの上にある▶︎ボタンのどれかで実行できます。
おすすめはShift+Enter
セルの下に、実行結果が表示されます。
今回は「Hello world」と出力されています。
まとめて実行
まとめて実行するときは、メニューのRunにもあるのですが、リセットしてから実行するのがおすすめです。
Kernel > Restart Kernel and Run All Cellsを実行します。
ファイル名の変更
おまけで、ファイル名の変更方法です。
わかりやすい名前に変更してみましょう。
notebookの停止方法
notebookは動かしたら、そのnotebookではデータが保持されています。
これを停止しないとメモリやGPUメモリを消費します。
使わないnotebookは停止しましょう。
サイドメニューでランニングターミナル/カーネルに切り替えます。
開いている、notebookがあるので、SHUT DOWNを押します。
ちなみに、notebookの上にある、■(停止)はコードの処理を強制的に停止します。
メモリなどは解放されません。
初学者の方は、ここら辺まで覚えておけばOKです!!
余裕のある方は、続きを進めてください。
Markdownの使い方
セルはコードだけでなく、見やすいメモを残すことができます。
セルを選択して、Markdownに切り替えます。
Markdownではメモを残すのですが、おしゃれなメモが残せます。
Markdownできること
写真の表示
テーブルの表示
数式の表示
Markdown記法を覚える必要がありますし、数式はLatexが必要です。
とりあえずは、文字を大きくする方法とメモを残せれば十分です。
下記を押さえておくと良いでしょう。
# Title1 ## Title2 ### Title3 ●改行は文末にスペースを2つ メモメモメモ めもめもめも ●テーブルは|-で区切るだけ | TH1 | TH2 | ----|---- | TD1 | TD3 | | TD2 | TD4 | ●リストは-つけるだけ - リスト1 - リスト2 - リスト3
コードの補完方法
コードは全て、タイピングするととても大変です。
そこで、役に立つのがコードの補完機能です。
途中まで入力した後に、タブを押しましょう。
下記のように、候補をが出てきます。
.pyファイルのimport
notebookにコードをズラズラ書いていくと、長くなっていまします。
その場合は、関数化して***.pyファイルによけましょう。
まず、+ボタンで新しいLauncherを起動して、テキストを作成します。
ファイルをリネームして、***.pyを作りましょう。
test.pyにしてあります。
test.pyに以下のコードを足します。平均を求める関数です。
関数をまだ聞いたことない方は、処理をまとめたものです。
その関数をtest.pyに書いて、notebookで読み込みます。
def calc_mean(data): return sum(data)/len(data)
notebookに以下のコードを入力しましょう。
calc_meanをtest.pyから呼び出して、平均値を算出することができます。
from test import calc_mean data = [2,3,4,5] print(calc_mean(data))
3.5
.pyファイルの実行
先ほどは、***.pyを読み込んで、関数を処理しました。
処理全部が***.pyに入っている場合は、***.pyを丸っと実行することもできます。
先程のtest.pyを以下のようにします。
def calc_mean(data): return sum(data)/len(data) data = [2,3,4,5] print(calc_mean(data))
このファイルをnotebookから実行します。
***.pyの実行方法
%run -i ***.py
セルに以下のコードを入力して実行してみましょう。
%run -i test.py
3.5
ライブラリのインストール
notebookからでもライブラリのインストールが可能です。
Google Colaboratoryで使いたいライブラリがインストールされてない時に使います。
pytorchのような重いライブラリは進捗がわからず、固まったように見えます。
ライブラリのインストール方法
!pip install ライブラリ名
試しに、numpyをインストールしてみます。
!pip install numpy
Requirement already satisfied: numpy in c:\users\nakata\anaconda3\envs\main\lib\site-packages (1.18.4)
すでにインストールされている場合は、上記メッセージなります。
インストールがまだの方は、インストールがされた旨のメッセージなります。
以上、Jupyter Labの使い方の紹介でした。
notebookはデータの解析結果をコードつきで渡せたり、よく使います。
しっかり習得しておきましょう。